世の中にはいろいろな健康法があります。
その中に食べない健康法というものがあり、実践をされていらっしゃる芸能人やセレブがいます。
平和で食べることの幸せを感じる今日ですが、過食や飽食の時代とも言われ、逆に食べ過ぎにより不健康になっていることも事実。
今回は、食べない健康法『一日一食』について調べていこうと思います。
実践している有名人
一日一食を実践している人は数多くいらっしゃり、一例として数人の有名人をご紹介していこうと思います。
タモリ
27時間テレビでも一食もせず司会をこなし、『食べるとバテる』とも言っていた。
『笑っていいとも』の生放送を30年以上もこなし、健康には人一倍気を使っていたはず。
放送中に『一日三食は食べすぎ』とも名言している。
ビートたけし
野菜ジュースが中心で、夜も軽く食べて終わりと雑誌で話している。
野菜ジュースにはそこそこの拘りがあるらしい。
Gackt(ガクト)
完璧主義なGacktは、素材一つ一つにもこだわっているようで、炭水化物抜きで野菜が中心の食生活を行っているという。
そんな食生活でもハードなトレーニングをこなし、あの体系と筋肉を維持している。
水谷豊
『徹子の部屋』にて黒柳徹子の質問に答えていた。
朝と昼はスープやコーヒーなどで済ませ、夜は豪勢に中華やフレンチなどをいただくそう。
千葉真一
雑誌の取材で若さの秘訣は『食べないこと』と答えている。
理論派でもあり、『体を飢餓状態にすることで抗老化遺伝子といわれるサーチュイン遺伝子を目覚めさせ、体の細胞を若返らせている』ともおっしゃっている。
その他
福山雅治、西川貴教、高橋一生、京本政樹、高須院長、オバマ元大統領 etc…
(一日一食は男性が多い印象で、女性有名人やモデルさんは割と三食きっちり摂り、三食の量は少な目で質を求める方が多かった。)
現代の過食・飽食の影響
食べ物があるということは幸せですが、食べ過ぎにより慢性疾患を患っている方も多いとおもいます。
過食・飽食でいったいどのような影響があるのでしょう。
生活習慣病
過食により、メタボリックシンドロームの方が増え、糖尿病や血管系疾患を発症するリスクも多くなっています。
腎臓病、肝臓病、腸の炎症、血管系疾患、がん、脳の疾患は栄養過多によって引き起こされています。
大事な栄養素を抜かれ調理された食品を大量に摂取することは、自ら身体を痛めつけていることになるのです。
栄養失調
現代人の栄養失調は2通りあり、本当に必要な栄養素が摂れておらず不足している状態と、栄養を過剰に摂取したことによって起こる体の異常のことをいいます。
糖質は十分すぎるほど摂取するが、タンパク質やビタミン・ミネラル・カルシウムが不足し体調を崩す方も多くなっています。
女性に多いのが、ダイエットにより必要最低限のタンパク質やエネルギーも摂らないという栄養失調もふえています。
ストレスを抱える
仕事やプライベートでストレスが溜まり、食べることでストレスを発散し腸の炎症によりまたストレスを溜めるという方が増えています。
食べることへの罪悪感を持っている方に多く、一時的には食欲を抑えるのですが食べられないことがまたストレスとなり、職場やプライベートが上手くいかず、過食に走り腸の炎症によりまたストレスが溜まるという悪循環に見舞われます。
最終的には身体を壊してしまう方が多いので早めの対処が必要です。
一日一食のメリット
一日一食を実行することによりどのような影響が身体に生まれるのでしょう。
6項目でご紹介いたします。
脳がすっきりし集中力が増す
食事をすることにより血糖値が上がります。
その後インスリンの働きにより血糖値は急降下するのですが、その際に睡魔に襲われパフォーマンスも低下してしまうのです。
特に昼食後、急な睡魔に襲われ仕事も勉強もはかどらなくなった経験はありませんか?
食事をすると消化をしなければなりませんが、消化をする際に血流をお腹周辺に回さなければ処理が追い付きません。
しかし、食事をしなければ十分な血液が脳にも供給されよいパフォーマンスを発揮することができるのです。
身体が軽くなりやる気が増す
空腹を我慢することにより『サーチュイン遺伝子』が目覚め、細胞内のミトコンドリアが増えます。
ミトコンドリアはエネルギーを作り出してくれ、活発に活動することができるのです。
一度経験していただければお分かりいただけると思いますが、本当に身体が軽くなり階段などもスタスタと登ることが出来ます。
身体が軽くなると運動も始められますしいい循環が生まれやる気もアップします。
生活習慣病や様々な疾患のリスクが減る
現代人は自ら身体を痛めつけていると言っても過言ではないというくらい食べすぎです。
食べる量が増えるということは、その分糖質や塩分も過剰摂取となり排泄が追い付かず体内に溜まったままになり、様々な疾患を生むことになるのです。
特に多いのが、血管系の疾患や腎臓への負担です。
食事の回数を減らすだけでもこれらの疾患を未然に防ぐことができるのです。
食費が減る
単純に食べないのですから当然食費は減ります。
使わなかった分のお金を自己投資や趣味に回すことで、充実した生活を送ることができます。
僕の場合、一日一度の食事なので調味料一つからこだわって買っていたら逆に高くついてしまったので、皆さんは注意してください(^_^;)
食事が美味しく(楽しく)なる
食事は誰にとっても楽しみなものですが、一日一度となるとより美味しく感じ楽しく食べることができます。
ゆっくりよく噛んで食べることにより素材をより楽しむことができ、いつも以上に美味しく感じることができるのです。
時間が増える
食事を摂るということは意外と時間を費やすもので、買い物に行き食材を選び帰ってきて切ったり剥いたりなど調理をし、食べるという行動で1時間から長い場合2時間も費やすことになります。
この時間が毎日あると考えるとすごくもったいないと感じてしまいます。
一日2時間減るとすると、一ヶ月で60時間、一年では730時間で約一ヶ月分の時間が確保できるのです。
空いた時間を趣味や運動、仕事や勉強の時間に利用することができ、充実した日々を過ごすことができるのです。
一日一食のデメリット
一日一食はキケンとおっしゃる方ももちろんいます。
デメリットはどのようなものがあるのでしょう。
健康的に見えない場合も
一気に痩せる場合もあり、周りに心配されたり病気を疑われたりする方も。
言われ続けつと疲れてしまったり、自分自身も心配になってしまうかも。
筋肉の低下と体温低下
食べる量が減るということは摂取カロリーも減ってしまう可能性が高まります。
人間はエネルギーが足りなくなると、筋肉も消費されてしまうことになり筋肉量が減り基礎代謝の低下や基礎体温の低下に繋がってしまいます。
充分なタンパク質やエネルギーの摂取が求められます。
仕事やプライベートの付き合いに困る
仕事柄付き合いの多いお仕事をされている方も多いと思います。
特に営業のお仕事をされている方は、断ると仕事に支障が出てしまったりすることも少なからずあると思います。
付き合いが一番弊害になると思われる方もいらっしゃるはず。
多少の体調不良やイライラ(開始当初)
初期の段階は空腹に慣れないため、空腹をストレスと感じてしまいます。
集中力や体力も低下し無気力になってしまう方も多いようです。
対策としては、いきなり始めるのではなくまずは朝食を野菜ジュースに変え、慣れてきたら昼食も野菜ジュースに変えというように段階を追って体を慣らしていく必要があります。
栄養のバランスを考える手間がある
一日一食で必要な栄養素を摂るということは、栄養の知識が必要となります。
ビタミンはどの程度でタンパク質やミネラルはどのくらいなど。
ここを間違うと一日一食で体を壊したりリバウンドしてしまう原因にもなります。
リバウンドしやすい
一日一食は、空腹を楽しんで体調の良さを実感することで続けられるのですが、あるときプツッと糸が切れたように過食に走ってしまう方がいらっしゃいます。
空腹時に大量に糖質などを摂取すると、いつも以上にインスリンが分泌され脂肪として蓄えられてしまいます。
週に一度くらいは好きなものを食べるという、【ご褒日】を作るとストレスなく続けられるという方もいらっしゃいました。
【ご褒日】を作る際の注意点としては、血糖値の上昇を抑えるように食べる順番をまもることと、腹八分目までと決めて食べることです。
まとめ
いかがでしたでしょう。
あなたは食べ過ぎてはいませんか?
この機会に体の基礎となる食事を見直してみてはいかがでしょう?
実際僕も一日一食を続けていますが、医者にかかることもなく健康体で過ごすことができているので、個人的にはおすすめです。
ただ無理は禁物なので、最初は朝食か昼食を野菜ジュースにすることから始めてみてはいかがでしょう。