皆さんはグルテンフリーという言葉を聞いたことありますか?
ダイエットの本や、アレルギーなどの本で見たことや聞いたことがある方も多いはず。
このページでは、グルテンフリーを始めることによって体にどのような変化が起こるのか、メリットやデメリットなどを調べ紹介していきたいと思います。
グルテンとは?
小麦や大麦などの中にグリアジンとグルテニンというタンパク質があります。
グリアシンは弾力はあるが伸びにくい性質で、グルテニンは弾力は弱いが粘着質で伸びやすい性質で、この二つが合わさることによりグルテンというタンパク質が生まれます。
グルテンが含まれる意外な食品
小麦、大麦、押し麦、丸麦、ライ麦、そら豆やその他の豆類にも含まれており、それ以外にも結着材や乳化剤、防腐剤などの添加物として加工食品にも含まれています。
一般的に皆さんが購入される商品としては、パン類、ピザ、ハンバーグ、市販のカレールー、味噌、醤油、ビールなどにも含まれます。
さらに、食品ではないのですが化粧品などにも含まれているため、私たちの生活から切り離せないものとなっているのです。
グルテンフリーによる効果
グルテンを抑えることにより体にどのような効果があるのでしょう。
ご紹介いたします。
減量効果
グルテンを抜くということは小麦に含まれる糖質も同時に摂取しないということになります。
したがって糖質の過剰摂取を抑え自然と体重が減っていくことになります。
しかも、小麦に含まれる炭水化物(アミロペクチンA)はアミラーゼ(消化酵素)により分解されやすく、通常より急激に血糖値を上げてしまうのです。
ちなみに、白米にはグルテンは含まれていないので、パンより白米の方が身体にとっては負担が少なくなります。
個人的にはやはり玄米をお勧めします(^-^)
アンチエイジング効果
海外セレブの間でも流行っているグルテンフリーですが、アンチエイジング効果も期待できます。
たったの2週間で効果も出始めると言われているのですが、理由としてグルテンは腸の粘膜で炎症を起こし活性酸素を体内に送り続けてしまい、肌などの老化が進行し、更に疲れやすくなったりします。
腸が正常に働くということは人間にとってとても大切なことなのです。
アレルギー改善によるパフォーマンスの向上
グルテンによるアレルギーはよく聞きますが、最近ではセリアック病と診断される方も多くなっているようです。
セリアック病とは、体がグルテンを敵とみなし小腸を傷つけてしまう自己免疫疾患で、小腸が傷つくことにより栄養を吸収しにくくなり、消化不良や食欲不振、重大な疾患にもつながることがある病です。
セリアック病はあくまで重症な方の例ですが、腸がグルテンに過敏になっている方は多く、グルテン摂取による腸の炎症の影響で栄養素が十分に吸収されなかったり、毒素を体内に取り込んでしまったりして、慢性的な不調を訴える方も増えているようです。
一例を挙げると、パンを玄米に置き換えるだけでこのような症状も改善され腸内環境を整える食物繊維を摂取でき、パフォーマンス向上に繋がります。
ADHDや総合失調症などを改善する可能性も
ADHDとは、不注意や落ち着きがなかったり順番が待てなかったりなどの発達障害のひとつです。
最近の研究では、発達障害の子供には胃腸の疾患が多くみられることが分かっていて、腸の消化不良により栄養素を十分に吸収できないのではないかという見解が強まっています。
更に、コミュニケーション障害や自閉症、双極性障害などにも効果があり、グルテンフリーは注目を浴びています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
グルテンは知らず知らずのうちに摂取しており、体への悪影響も少なからずあります。
普段からパン食や加工食品などを摂取されている方は、一度立ち止まってご自身がどの程度グルテンを摂取しているか、体調や精神的な疾患など当てはまるものはないかどうかの確認をされてみてはいかがでしょうか。
まずは、2週間からグルテンフリーを始めてみませんか?