最近、更に見直されてきた玄米食。
なんとなく食物繊維が豊富で身体にいいということはわかりますが、具体的に体にどのような効果があるのでしょう?
こちらのページでは、玄米の健康効果や、食べ方やタイミングなどによって違いがあるのかを調べていきたいと思います。
玄米の健康効果
玄米はいいということはなんとなくわかると思いますが、実際体にどのような効果があるのでしょう?
最近では糖尿病の患者さんにも勧めているようです。
栄養素なども含めご紹介していきます。
白米と玄米の栄養素の違い
通常販売されている精白米は、ぬか層や胚芽を削り落とした胚乳がむき出しになったもののことを言います。
精白米にはデンプンとタンパク質が豊富に含まれます。
しかし、一般的に出回っている精白米は、胚芽やぬか層にある豊富な栄養素を精米時に削り落としてしまっているのです。
玄米と白米の成分比較表
このように、精米により豊富な栄養素を削り落としてしまっているのです。
この表を見ても、玄米は植物性タンパク質や植物性脂質、食物繊維やビタミン群など全てにおいて豊富なことが分かります。
具体的な健康効果は?
では具体的な健康効果はどのようなものがあるのでしょう?
デトックス効果
イノシトール6リン酸/フィチン酸により、体内毒素などの排泄の促進効果があります。
豊富な食物繊維により、腸の働きも活発になり便秘改善効果もあります。
ダイエット効果
体に脂肪をため込む原因になる『インシュリン』というホルモンの分泌を抑える効果があるため、体脂肪が気になる方や糖尿病の方にも効果があるとも言われています。
白米より硬さや弾力があるため、噛む回数も増え満腹感が得られ、さらに食物繊維が豊富なため腹持ちがよく、ダイエットに最適です。
リラックス効果
GABAの効果により、脳の興奮を抑え精神の安定作用や記憶力の向上、不眠症の改善などに効果がある。
良質な玄米は、浸水時間を8時間以上設けることによりGABAの量が10倍程度に増えると言われている。
農薬の危険性は?
白米と違って玄米には糠(ぬか)がついています。
農薬は少なからず体に蓄積し、悪影響を与える可能性があるため、出来る限り除去する必要があります。
ちなみに、有機JASマークがあったとしても安心しないでください。
日本は農薬に関して規制が緩く、世界でも3本の指に入るくらい農薬の使用率が高いのです。
農薬に関してはこちらのページでご紹介しています↓
農薬を除去し、美味しく炊く方法は?
実際に玄米を炊く際に気を付けることはどのようなものがあるのでしょう?
農薬を除去し、より美味しく安全に炊く方法を調べてみました。
美味しく安全な玄米の炊き方
計量カップでしっかりと量る
精白米用の計量カップ(180ml)ですり切りにし、正確に量ります。
拝み洗いをする
拝み洗いとは、両手で拝むようにお米を挟み優しく擦り合わせる洗い方です。
綺麗な水で拝み洗いを2~3回おこない、汚れを取り表面に軽くキズをつけ水を吸いやすくします。
軽く優しくで結構です。
やりすぎるとお米が割れたり、胚芽まで傷つき発芽してくれなくなります。
洗っているときにも水分を吸うので、水道水ではなく綺麗な水で洗いましょう。
お湯に4~6時間浸水し農薬除去
40℃程度の多めのぬるま湯を注ぎます。
4~6時間浸水させ農薬を除去します。
おすすめは、軟水のミネラルウォーターです。
(常温で数回に分けて水を入れ替え、丸一日浸水する方法もあります)
水を入れ替え炊飯ボタン
玄米を浸水させた農薬の含んだ水を捨て、綺麗な水に入れ替えます。
水の量は、玄米の容量の1.5倍~2倍の量(240~360cc)となり、お好みで調節しましょう。
炊飯器によっては《玄米炊き》機能がありますので、説明書に沿って利用してください。
炊きあがったらやさしくほぐす
白米同様、炊き上がったら米粒を潰さないように、しゃもじを切るように入れ、釜の底から掘り返し空気を入れるようにやさしく混ぜます。
まとめ
いかがでしたでしょう?
最近ではスーパーでも手軽に手に入り種類も豊富です。
ご家族の健康のために一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
もちもち、プチプチして美味しいですよ(^-^)
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