皆さんは炭水化物は好きですか?
生きていくうえで必要ではありますが、現代人は必要以上に炭水化物を摂っています。
知らない方も多いですが、実は野菜やジュースにも炭水化物は含まれており、気づかないうちに摂取過多になっていらっしゃる方も。
こちらのページでは、より健康に過ごすために炭水化物の効果や注意事などをまとめてご紹介していきます。
なぜ炭水化物を制限する人が増えているのか
ここ最近、有名人や一般の方も糖質制限を始められていますが、いったいなぜでしょう。
こちらでご紹介いたします。
血糖コントロール
血糖値を上昇させる原因は糖質を摂るからというのはご存知の通り。
日本人は2型糖尿病が多いと言われていますが、2型糖尿病の原因は遺伝因子と運動不足やストレス、過食など生活習慣によりインスリンの働きや効き目を悪くしてしまうことによって発症いたします。
糖を絶つことにより血糖値の上昇を抑え、糖尿病や糖尿病における合併症などのリスクを軽減することが出来ます。
ブドウ糖がエネルギー源という情報が覆ったため
長年、ブドウ糖が人間の生命活動には欠かせないものと考えられてきていましたが、実は体内ではブドウ糖が枯渇したときにブドウ糖に代わる『ケトン体』という酸性の代謝物質が生み出されます。
ケトン体は、皮下脂肪や内臓脂肪が分解されることで生成され、エネルギーとして使われます。
そのため、大半の炭水化物を食事から摂取する必要が無くなります。
炭水化物・糖がガンの栄養源
炭水化物・糖はガンの栄養源とされており、ガン細胞は通常の細胞の3~8倍ものブドウ糖を取り込まなければ生きていけないことも分かっています。
ちなみに、先ほどご紹介したケトン体ですが、正常な細胞はケトン体をエネルギーとして利用できますが、ガン細胞はケトン体をエネルギーに変えることが出来ないのでガン細胞は増殖しません。
炭水化物の体への効果
こちらでは炭水化物が身体に与える良い効果をご紹介いたします(‘ω’)
エネルギーになる
ガソリンがないと車が走らないと同様に、人間にもエネルギーが必要です。
力仕事をされる方は白米大盛りで定食を食べる光景をよく見受けますが、筋肉がエネルギーを欲しているのです。
筋力アップに繋がる
筋トレをする場合、炭水化物3に対しタンパク質1の割合で摂取することにより30%以上の筋力アップに繋がたというデータがあります。
運動中は非常に多くのエネルギーを使うため、炭水化物から効率よくエネルギーを摂取することが出来ます。
疲れにくくなる
よくマンガやアニメのヒーローが『腹が減って力が出ない…』という場面を見たことがあると思いますが、人間でいうとエネルギー不足の状態で、糖質や脂質が足りていない状態です。
その状態ではパフォーマンスを発揮するどころか、徐々に低下し回復もままならず疲れやすい状態にもなります。
脳の働きには欠かせない
脳は一日に120gのブドウ糖を消費しているといわれていますが、エネルギーが足りなくなると脳や神経への栄養が行き届かず、判断力の低下や注意力散漫といった悪影響を生む原因になります。
仕事やプライベートでもミスや事故などに繋がってしまうこともあります。
炭水化物の体への悪影響
先程とは逆に、炭水化物・糖質を摂ることによる悪影響のご紹介をいたします。
脳が疲労する
糖質過多の生活を続けている方は、体が徐々に血糖値の調整をおこなえなくなりインスリンの分泌量も不安定になります。
すると脳へのブドウ糖の供給も不安定になり、自律神経が乱れ疲労やだるさ、思考力や集中力の低下に繋がります。
内臓脂肪増加
糖質は脳のためのエネルギーですが、脳にはブドウ糖を貯蔵する場所がないため肝臓に貯蔵されています。
脂肪肝の方は糖尿病や動脈硬化など、体の悪影響に繋がります。
糖尿病のリスク
炭水化物は摂取量が適度であればいいのですが、過剰に摂取した場合インスリンの効果も追い付かなくなり血糖値が高くなります。
そのままの状態を放置し続けると、合併症などから動脈硬化や心筋梗塞など重大な疾患に繋がりかねません。
心臓への負担が大きくなる
高血糖状態が長期間続くと心臓に大きな負担を与えます。
動脈の血管の壁にプラークというコレステロールなどの物質が付着し、石灰化や線維化を起こすの原因になります。
睡眠障害を生む
糖質を摂りすぎると血糖値の急上昇と急下降をおこしやすくなります。
血糖値を下げる効果のあるインスリンや、逆に上げる効果のあるアドレナリンといったホルモンの働きによって血糖をコントロールしているのですが、アドレナリンは闘争や逃走の本能を呼び起こしてしまうため、興奮状態に陥ってしまうのです。
夕食に糖質を摂りすぎた場合、血糖値の乱高下やホルモンの分泌が睡眠中に起こるため、浅い眠りに繋がってしまうことになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
人間にとっての炭水化物(糖質)はお金と一緒で無くてはならないものですが、抱えすぎると身を滅ぼす毒にもなります。
食べ過ぎや怠けすぎなど生活習慣を見直し適度な運動をし、一汁三菜と腹八分目を守り将来の自分のために考え直してはいかがでしょうか?